LPIC 201 ファイルシステム関連

fstabについて

/etc/fstabの中身

バイス名 マウント場所 タイプ オプション dump(バック) fsckチェック順

 dump ⇒ 1でバックアップ対象 0で対象外

 fsckチェック ⇒ 0で対象外 1~ 順番にチェック

  ※shutdown -r -F now ←-Fで起動時にチェック

マウントオプション 

default ⇒ rw,suid,dev,exec,auto,nouser,async

user(nouser)   一般ユーザーでのマウント可否 ※users mount者以外でもumount可

auto(noauto)   mount -a実行時のマウント有無

async(sync)    そのファイルシステムI/Oの非同期

exec(noexec)   バイナリの実行ファイルを実行可否

ro(rw)      リードオンリー(リードライト)

suid(nosuid)   すてぃっきービットの可否

atime(noatime)  inodeのアクセス時刻更新有無(ファイルシステムへのアクセス毎)

uid=~     マウントしたファイルシステム上のファイル所有者を指定

 

mount デバイス マウント先 (umount デバイスorマウント先 ←片方)

引数なしで/etc/mtabや/proc/mountsと同じ内容表示

片方だけの引数⇒fstabを参考に自動でマウント(デバイス・マウント先・タイプ)

mount -a(ll noauto以外) -t(ype) -o(ption 上記オプション)

umount -a(ll mtab) -t(ype)

 

fuser コマンド⇒ 使用中のプロセス確認

ファイルシステムの種類

ext2・3 linux最標準(3はジャーナリング機能あり)

ext4   RHEL6 1EiB(大容量)サポート

xfs   RHEL7 (シリコングラフィックス社作成)

btrfs   スナップショットが取れる新しい(b-tree)

iso9660 CD/DVDなど

nfs   ネットワーク越しでマウントできる

ntfs   最近のwindows

tmpfs  メモリ上に展開 一時的で消えちゃう

 

 

sync    メモリのディスクバッファにある内容をディスクに書き込む

  ※最近のumountやshutdownはコマンド内部でsyncを行っている

/lost+found ディレクトリ ⇒ fsckで認識できなくなったファイル保管場所

 

swapについて

dd if=入力ファイル of=出力ファイル名 その他ブロック数などbs= count=

 ※/dev/zero ⇒ null文字がいっぱいのファイル

  /dev/urandam ⇒ 疑似乱数

 dd if=/dev/zero of=/tmp/swapfile bs=1M count=2048 完全に消すときは上書きで

mkswap

swapon

swapon -s(表示)もしくはcat /proc/swaps

swapoff  

 

S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)について

ハードディスクの自己診断機能

smartctl -a(ll) -t(est self) -l(og type) -H(ealth)  コマンドで情報を表示

 

 

オートマウントについて(CD/DVDなど)

普段はアンマウント ⇒ アクセスがあったときにマウント開始

automountデーモン(サービス名autofs)

・/etc/auto.master 設定ファイル ※設定変更後autofsの再起動が必要

  マウントベース マップファイル オプション

  /mnt/auto    /etc/cdrom   --timeout=60  

・/etc/auto.~   各マップファイル

  マウントベース下ディレクトリ マウントオプション デバイスファイル名

  cdrom   -fstype=iso9660,ro  :/dev/cdrom

 ⇒/mnt/auto/cdromというディレクトリがマウントポイントになる

  (masterとマップファイルの1カラム目のディレクトリが自動作成される)

 

ファイルシステムの管理

ext2/ext3の構造 ブロックグループ(データb、iノードb、すーばーb)ext系はinodeに限りがある

iノードb ⇒ メタデータ(ファイルタイプやアクセス権など128byte)

スーバーb ⇒ ファイルシステム系の情報(データブロックサイズ、マウント回数など)大事なので自動でバックアップあり

mke2fs -n ⇒確認のみ

 

mke2fsコマンド(mkfs.ext2,3,4,xfs,reiserfs,vfat,minix、mkisofs)-j -b(lock) -m(root予備) -L(abel) -t(ype) -n(確認のみ)    ⇒mkisofs -R →RockRidge形式 -J →joliet形式

e2fsckコマンド(fsck.ext2,3,4、xfs_check、fsck.xfs) -c(heck) -b(lock 指定のブロックを使用し修復) -p(自動修復)

tune2fsコマンド -jでext2ext3へ変更できる

dumpe2fs (tune2fs -lと同じ?)

resize2fs (lvでextendした時など)

badblock (e2fsck -c)

cdrecord → CDに書き込める

xfs関連

xfs_admin  設定(tune相当)

xfs_info   情報表示(dump相当)

xfs_check  チェック(fsck相当)

xfsdump(xfsrestore)  バックアップ(リストア)

 

暗号化ファイルシステム Linux標準

LUKS(Linux Unified Key Setup)

cryptsetup-luks

cryptsetup create(remove)